こんにちは!G&E情報局隔週水曜日更新担当、キムです!

 

今日は、機械割の話について執筆しようと思います。

皆さんはこんな事を思ったことはないでしょうか?

「機械割上限ギリギリの台ばかり出てくれれば良いのに!」

「119%の台の方が絶対流行るでしょ?」

 

僕も、打ち始めたばかりの頃は同じことを思っていました。

しかし、機械割について調べていくと、そう簡単にはいかないなと感じてきました。

 

そもそも機械割の上限(5号機は120%未満、6号機は115%未満に変更)を守ってるかどうやって確かめてるの?というところから。

 

パチスロの出玉試験は400G、1600G(6号機から新たに追加されました)、6000G、17500G回したときにそれぞれ下限と上限が設けられていて、それを全て満たさない台は試験に通りません。

よく耳にする機械割は119%の台までしかだせない(6号機では115%)というのはこの中の17500G間の上限のことを指します。

全てを満たさなきゃいけないというのが中々大変で、1~400G間で上限(6号機だと220%)を一回でも守っていれば良いというわけでは無いのです。

最長の17500Gを回している間1度でも400Gの上限を超えてしまうと、試験には落ちてしまいます。

例えば12000Gくらいまでは守れていても、12001~12400G間で上限の220%を超えてしまうとアウトというわけです。

 

パチスロを打ったことがある人は大体想像がつくと思いますが、パチスロは上振れ、下振れが多々あります。

同じ設定を同じゲーム数回しても、毎回結果は違いますよね。

機械割が高ければ高いほど、短期間での上振れもしやすくなるのでこれが中々スペックの上限ギリギリの台を連発できない理由だと僕は考えます。

 

特にAタイプやA+RTの台はボーナスを引く、引かないが割に直結してしまうので試験を通すのは針に糸を通す作業だと思います。

 

 

試験(正確には型式試験)を行っているのが、保安通信協会(略して保通協)というところなのですが、メーカーが試験に出すときの手数料が結構バカにならないんですよね。

パチスロだと1回160万円以上と言われています。

どうでしょうか?メーカーがスペック上限ギリギリの台をだすぜ!って通るまで何回も試験に出すと手数料だけで相当な額になりますよね。

そこでかかったお金のせいで機種の代金があがり、高い金額を払って買ったホールは回収のために高設定で設置できなくなる…スペックギリギリの台を連発しようと無理をすると、業界全体の流れに悪循環が生まれてしまう気がします。

 

こういった事情がありながら、メーカー様は面白い台や上限ギリギリなわけではないが安定感のある台等、ものすごく素晴らしい台を世の中に出し続けてくれています!

そういったメーカー様の努力で作られた台の魅力を、どんどん世の中に発信していきたいと思います!

 

 

次回は僕の気になっている6号機新台の話について執筆したいと思います!

それではまた来週(・ω・)ノ

 

※次回記事は9月4日(水)更新予定です。